【対談】日本アルペンスキー界のレジェンド 岡部哲也氏

ハモンスノーブランドアンバサダー兼アドバイザーの岡部哲也氏とハモンスノー代表平田の対談を行いました。
「日本アルペンスキー界のレジェンド」岡部さんが語るハモンスノーの魅力、そして作り手としてのこだわりを語る平田の
ざっくばらんな対談をご紹介します。


(左)岡部哲也さん(右)代表 平田孝一

Q.ハモンスノーアンバサダー就任ありがとうございます。今はどんなお気持ちですか?

岡部哲也氏(以下 岡部):1年ほど前にハモンスノーを知り、「これはうまい!」と思ったのがそもそものきっかけです。
今日は工場を見せていただき、すごく勉強にもなりましたし感動もありました。
1日でも早くハモンスノーが作られているところを見たいと思ったので、今日は見学できてよかったです。

どこでも作れるものではないし、独自の製法で作られていることも知ったので、少しでも多くの方にこの生ハムを知ってほしいなと思いました。

今日工場に伺って平田さんのこだわりや試行錯誤を繰り返してこられた努力も感じ取れました。
すぐできるものではないですし、長い年月をかけて自然環境に左右されながらできあがるこのハモンスノーを、
応援したくなったという気持ちも正直ありますし、一言でいうとこれからがとても楽しみです。

そしてハモンスノーって名前がいいですよね!

平田:ハモンスノーという名前は、いくつか自分の中で候補があったんですけど、極端に言うと「天から降りてきたネーミング」でした。
もうこれで決定だなみたいな(笑)

岡部:日本でこれだけのハムが出来るというのは、逆に海外の人にも知ってほしいですよね。

 

Q.選手時代はお若い時から世界を舞台に活躍してこられた岡部さんですが、きっと世界の美味しいものをたくさんご存知かと思います。
その中でハモンスノーを召し上がって感じたことは何かありますか?

岡部:すごく可能性を感じますね。ハムを軸にいろいろな商品もできると思います。
これからどういう風に変化していくのかなという楽しみがありますね。
本場の味(ヨーロッパ)を知らない人もいると思いますが、ハモンスノーは本場の味に似ているとかではなく、独自の味を持っていると思います。

平田:世界中で色々な美味しいものを召し上がっていらっしゃる岡部さんですけど、やっぱりいろいろな努力を選手時代からされてきたからこそ、
世界中を飛び回れてるかと思います。私も50歳からはじめて、「ハモンスノーを世の中に出したい」そして「評価をいただきたい」という思いが強いです。
そしてできれば何もないこの地で「100年続く産業を作りたい」と思ってます。そのためにはいろいろなことを考えています。

工場に行けば、まず最初にすることは香りを感じて肉の状態を探ります。モモ肉の作りも勉強してます。
岡部さんのように美味しいものをご存知の方に「去年より美味しくなってるよね」って言っていただけるように作らなければならないですね。

塩にも相当こだわってます。粗い粒子と細かい粒子では塩の入り方が違います。
うちはゲランドの塩を使っていますが、それもそのまま使うのではなくさらに精製してパウダー状にして使っています。
そうすると早く旨味が出て染み込みます。

岡部:僕は塩にはこだわっていて、宮古島の塩を使って何ができるのかを研究してます(笑)
なのでハモンスノーでどんな塩を使っているのかなーって思ってました。

 

Q.岡部さんがハモンスノーを誰かに紹介するとしたら、どう紹介しますか?

岡部:日本の生ハムの概念を覆す生ハムだと伝えますね。食べた時にスジが残らないこともそうですし、
独自の味があるので、とにかく食べてみて!ってことですね。
色々なお店にも紹介したいですね。僕の年になると食べ物にはすごくこだわりが出てくるんです。
だから死ぬまで「うまいんだよ、これ」って言いながら食べられる生ハムとして紹介できるようなものになってほしいなとも思います。

平田:誰かがハモンスノーに興味を持っていただいた時に、それに対してすでにハモンスノーを知っている方が、
特徴を説明できるようなハムを作りたいですね。そうじゃないと生き残れないと思ってます。

メインのお料理を引き立てる役割も生ハムにはあると思います。

岡部:でも一通りコースを味わったあと最後にまた生ハムに戻ってきてもいいですよね(笑)

 

Q.今後ハモンスノーに期待していることは何でしょうか?

岡部:メイドイン・ジャパンとして誇れるものになってほしいですね。全国の皆さんに味わってほしいですし、
この味や平田さんのこだわりに投資する人も出てくると思います。
でも安易に市場に出したくない想いもあると思いますので、そこは慎重に考えていきたいですね。

平田:正直、コロナもあり予定よりも色々な面で遅れが出ました。でも起業する時にいろいろ方に言われたのが「安売りをするな」です。
他にないものですし、一人でも認めてくれる人がいて、自分も自信が持てていれば大丈夫だと。
一番嬉しいのはお子さんが食べた時の正直な感想として「おいしい」って言われた時ですね。自分が作ったものが認められた時の喜びは、
お金では買えない喜びかなと思います。

岡部:あとは、これから考えたいのはこのハムに合うパンですね。絶対合うパンがあると思います。
そういうマッチングを追求するのもこれからですね。
色々な可能性を感じます。

岡部さん、ありがとうございました!

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